TOP » 食べ合わせで下げる。尿酸値を上げないおつまみ

尿酸値を上げないためのおつまみの選び方

メインビジュアル1

おつまみで差をつける
尿酸値上げない
食べ物

  • 尿酸値とお酒に含まれるプリン体について、さらには尿酸値とアルコールの関係と上手なお酒の楽しみ方について
  • 居酒屋や晩酌で尿酸値を上げないつまみの選び方とは?
  • 尿酸値を上げる食べ物、上げない食べ物の具体例をリストアップ

酒飲みに尿酸値の高い人が多い理由とは

尿酸値を気にしている人は、「お酒を習慣的に楽しんでいる人」といった印象があります。この理由は何なのでしょうか? 「ビールはプリン体が多いから、プリン体の少ない日本酒やウイスキー、ワインに切り替えた!」と胸を張っても、尿酸値が改善しない人は少なくないはず・・・。

アルコールそのものに尿酸値を上げる働きがある

お酒の種類を切り替えても尿酸値が下がらない理由の1つは、お酒に含まれるアルコールそのものにあります。アルコールは肝臓で分解される過程で尿酸を生んでしまいます。さらに、アルコールの分解時に生まれる乳酸が、腎臓での尿酸の排せつを邪魔するとも言われています。プリン体が少ないお酒(ウイスキーや日本酒)ほど、アルコール度数は高い傾向にあります。お酒を飲んでいる人は、お酒に含まれるアルコールのせいで尿酸値が高めになっているのですね。

アルコールで満腹感を覚えにくくなる!?

アルコールを飲むと満腹感を覚えにくくなるという考え方もあります。普通は食事をして血糖値が上がると満腹感を覚えるのですが、糖質よりもアルコールの分解が肝臓で優先されると、血中の血糖値の上りが遅れて、満腹感が得られず、つい食べ過ぎてしまいます。しかも、お酒を飲む際に口にする食べ物は、肉や魚などプリン体が多い食べ物。プリン体が多い食べ物をたくさん食べてしまえば、尿酸値はさらに悪化していきます。

締めのラーメンも要注意!太った体が尿酸値を上げる

お酒を飲むと、プリン体の多い食べ物、さらにはカロリーの高い食べ物を口にする形になります。締めのラーメンまではしごしてしまえば、消費できないくらいのエネルギー源を摂取し、結果として体に中性脂肪を蓄える形になります。運動不足が重なれば、肥満へとまっしぐら・・・。肥満は尿酸値を上げる一因ですから、酒飲みで運動もしないとなれば、尿酸値は危険な数値までどんどん上がってしまうのですね。

上手なお酒の付き合い方を覚える

お酒が断てないのならば、上手なお酒の飲み方を覚える

習慣的に飲酒をすれば、上述したような仕組みで尿酸値が上がりやすくなります。それでも仕事などの都合で「お酒がやめられない・・・」という場合は、楽しく健康的にお酒を飲む方法を身に着ける必要があります。

チェイサーをはさむ

アルコールには利尿作用があり、お酒を飲むと飲んだ以上の水分を排せつする形になります。その結果として脱水状態になり、血液が濃縮され、尿酸値が上がるという悪循環に陥ります。そのため頻繁な水分補給を飲酒中に欠かさないようにしたいところ。 飲んだ量のお酒と同じ量の水分が飲めれば上出来です。

晩酌の酒量と頻度を減らす

晩酌で頻繁にお酒を口にしているという人は、水分補給にプラスして、

  • 休肝日を設ける
  • 晩酌の量を減らす
  • 尿酸値を下げるつまみを食べる

といった対策も行えます。尿酸値を下げるつまみの代表格としては、野菜、キノコ類、海藻、乳製品などが挙げられます。

居酒屋では尿酸値を上げるおつまみを控える

居酒屋や飲食店でお酒を飲む機会の多い人は、

  • 休肝日を設け、居酒屋に行かない日を増やす
  • 居酒屋や飲食店で飲むお酒の量を減らす
  • プリン体の多い食べ物の注文を減らす
  • 尿酸値を下げるつまみを注文する

といった対策も行いたいです。禁酒ができないまでも、飲み屋に行く機会を減らし、飲む量も減らしたいところ。
お酒と料理の量を減らすには、チェイサーを入れるなどしてノンアルコールの飲料を積極的に口にすると、満腹感から飲酒量も食事量も減ります。
その上で、尿酸値を上げるメニューにはあまり手を出さず、逆に尿酸値を下げるようなメニューを積極的に注文して口にしたいです。

居酒屋で尿酸値を上げないツマミの選び方

尿酸値を上げる高プリン食はできるだけ控えましょう。特に内臓といった食べ物はプリン体が多く含まれていますから、できるだけ避けたい食品になります。
しかしどうしても食べたい(食べざるを得ない)場合は、関連ページでも紹介している、

  • 冷やしトマト
  • チーズ3種盛り
  • ミックスナッツ
  • 梅水晶

など尿酸値を下げる成分の入ったおつまみを注文してください。
しかしながら、そもそもアルコール摂取が尿酸値を上げる元凶です。尿酸値の下げる成分の入ったおつまみを食べたからと、無尽蔵に飲んでも良いわけではありませんので、お気をつけて

飲んでるときには食べたらNG、
これならOK食物集

食べてもOKな食事

食事名 理由
サラダ 尿をアルカリ性に傾けてくれるだけでなく、食物繊維のおかげで満腹感も高まり、食べ過ぎ、飲み過ぎが予防できる。
チーズの盛り合わせ 乳製品に含まれる一部のタンパク質が尿酸値を下げる働きを持っている。
ひじきの煮物 海藻は尿をアルカリ性に傾け、尿酸の排せつを促す。
わかめの酢の物 ひじきの煮物と同じ。酢酸は体内でクエン酸に変化すると知られており、クエン酸は尿をアルカリ性に傾け、尿酸の排せつを促す。
冷ややっこなどの豆腐料理 大豆はプリン体が20gに16.8mgと少ない上に、植物性タンパク質が豊富。タンパク質(アミノ酸)は尿酸を分解する肝臓の働きも助けてくれる。
こんにゃくの煮物 食物繊維が豊富で、満腹感が高まる上に、カロリーが少なく、強アルカリ食品で尿をアルカリ性に傾けてくれる。
かまぼこ プリン体が少ない上に、タンパク質(アミノ酸)を豊富に摂取できるため、尿酸を分解する肝臓の働きが高まる。
ソーセージ 一食分のプリン体が意外に少なく、動物性タンパク質(アミノ酸)が豊富に摂取できるため、肝臓の働きが高まり、尿酸の分解が促される。
干しシイタケなどのキノコ料理 キノコは食物繊維が豊富で、満腹感を高めてくれる上に、尿をアルカリ性に傾けてくれる食べ物として有名。
カズノコ 魚卵の中でもカズノコは比較的、プリン体が少ない食べ物。
梅肉 クエン酸には尿酸の排せつをサポートしてくれる働きがある。
鶏卵を使った料理 1つの細胞でできている鶏卵には、意外にもほとんどプリン体が含まれていない。
玄米 精白米や玄米にはプリン体がそれほど含まれておらず、玄米は食物繊維も豊富なため、満腹感が高まり、暴飲暴食の予防になる。

食べたらNGな食事

食事名 理由
もつ煮 動物の内臓を使った料理はプリン体が多く含まれているため、尿酸値が高まってしまう。
レバ刺し もつ煮と同様、動物の内臓を使った料理はプリン体が極端に多い食品として知られている。
レバー串 レバ刺しと同様、焼き鳥の中で最も注意したい高プリン体メニュー。
エビの天ぷら エビはそもそもプリン体の多い食べ物で、 さらに油で揚げているためカロリーも高め。食べ過ぎは肥満の引き金になる。肥満は尿酸値を上げる原因の1つ。
ポテトフライ ジャガイモ自体はプリン体が多い食品ではないが、揚げ物は油を多く使用しているため、カロリーが高い傾向にある。また、マヨネーズなどでディップして食べると、摂取カロリーが大きくなるので注意。
あん肝の酒蒸し あん肝は内臓のため、プリン体が特に多い食べ物の1つとして知られている。
イサキの白子 白子も特にプリン体が多い食べ物の1つなので、食べ過ぎには要注意。
牛肉ヒレステーキ 内臓ほどプリン体が含まれているわけではないが、大量に食べてしまうと、結果として多くのプリン体を摂取する形になってしまう。豚ロースステーキなども一緒。
カツオの切り身 カツオはプリン体の多い魚の1つ。かつお節の食べ過ぎ、使い過ぎにも注意したい。
ブリの刺身 刺身は全体的にプリン体が多い食べ物。食べる場合は付け合わせの大根やシソを全て口にするなど工夫したい。
魚の干物 干物は水分が蒸発している分、プリン体も濃縮して存在している。少量で多くのプリン体を摂取してしまいがちな食べ物。塩分の取り過ぎで高血圧の原因にもなりかねないので、食べ過ぎには注意。
TOP