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尿酸値を下げる成分を解説

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尿酸を尿に溶かし、
排尿を促す成分
を知る

  • 尿酸値を下げる成分と、各成分が尿酸値を下げる仕組みについて
  • 尿酸値を下げる成分が入った代表的な飲み物とは?
  • 尿酸値を下げる成分が多く含まれた理想的な飲み物とは?

尿酸値を下げる飲み物には、多くの尿酸を尿に溶かす成分と、
排尿を促す成分の2種類がある

尿酸値を効率よく下げるためには、尿酸を多く溶かす成分、利尿作用を高める成分のどちらか、または両方がはいった飲み物が望ましいです。

炭酸水素ナトリウムとクエン酸ナトリウムは
医薬品にもなっている

尿酸を溶かす成分

尿酸を溶かす成分の代表例としては、

  • 炭酸水素ナトリウム
  • クエン酸ナトリウム
  • ラクトアルブミン
  • ガゼイン

などが挙げられます。例えば医薬品にも使われる炭酸水素ナトリウムは、中性の水に溶かすと水の水素イオン(H+)を奪い、水を弱アルカリ性に傾ける働きがあります。アルカリ性に傾いた水を口にし続けると、尿のpH(水素イオン指数)がアルカリ性に傾きます。尿がアルカリ性に傾くと、尿酸がより多く尿に溶け込むようになります。よって、尿酸値の改善が期待できるようになるのですね。各成分の詳細は関連ページにまとめてあります。

排尿をうながす成分

利尿作用を持つ成分としては、

  • カフェイン
  • サルフェート

などが知られています。カフェインに関しては摂取しすぎるとカフェイン中毒などのリスクもありますが、上手に付き合えば、利尿作用が高まる効果が期待できます。サルフェートはミネラルの一種として、ミネラル分の豊富な硬水や温泉水に多く含まれています。

尿酸を溶かす成分と排尿を促す成分の
両方が入っていれば理想的

尿酸を尿に溶かし込む成分、尿酸が溶け込んだ尿の排尿を促す成分、どちらも尿酸値の改善には重要になります。
もちろん、いずれか一方の成分を含んだ飲み物でも、尿酸値の改善には効果が期待できますので、積極的に飲み続けたいです。しかし、血清尿酸値が1dl/8mgなど、投薬による治療が必要な一歩手前のような状態の人は、理想的には尿酸を溶かす成分と、排尿をうながす成分の両方が入った飲み物を積極的に飲み続けた方がいいと言えます。
関連ページには尿酸の改善に効く飲み物をまとめていますが、例えば炭酸水素塩泉の泉質を持つ温泉水は、陰イオンの主成分が炭酸水素イオン(尿酸を尿に多く溶かし込む成分)である上に、サルフェート(尿の排せつを促す成分)という利尿作用を持つミネラルの一種も一緒に含まれています。温泉水は無味無臭で飲み続けやすいというメリットもありますので、尿酸値の改善で積極的に口にしたい飲み物だと言えます。

引用情報

両性電解質の水溶液
http://mikecat.org/chem/ampholytichtml.pdf
両性電解質水溶液の水素イオン濃度
炭酸水素ナトリウム
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00010255.pdf
藤田 紘一郎 医師 書籍『体をつくる水、壊す水』
http://www.1book.co.jp/005529.html

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